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ごあいさつ

 

ごあいさつ

 

 

 

 風薫るさわやかな季節となりました。皆様方におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。また、平素より青少年の健全育成に向けた活動にご尽力いただいておりますことに深く感謝申し上げます。

 新型コロナウイルスの感染状況につきましては、感染者等が減少傾向にあり、ある程度は収まりつつあると考えられます。しかし、未だ気を緩めることができない状況であることには変わりがありません。そのような中、本日、3年ぶりに開催いたしました通常総会に、ご多用の中にも、多くの皆様にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

 さて、本市民会議は昭和58年7月に結成され、今年で40年を迎えます。これまで、「大人が変われば子どもも変わる~小郡の子どもは小郡で守り育てよう」というテーマで、市民の皆様のご協力の下、青少年の心を豊かに育てる大人の運動の輪を大きく広げてまいりました。

 近年、国際化・情報化の進展、少子化、核家族化など、我が国の経済社会の急激な変化を受けて、人々の価値観や生活様式が多様化している一方で、社会の傾向としては、人間関係の希薄化、地域社会のコミュニティー意識の衰退、過度に経済性や効率性を重視する傾向、大人優先の社会風潮などの状況が見られるといったことが指摘されております。

 このような社会の状況は、地域社会などにおける子どもの育ちを巡る環境や家庭における親の子育て環境に変化を与えており、その影響を受け、子どもたちを取り巻く環境も、いじめや虐待、ヤングケアラー、貧困問題、パソコンやスマートフォンの普及によるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)依存や有害情報の氾濫など、様々な課題に直面しております。

 本市民会議におきましては、このような諸課題に向き合い、少しでもその解決の一助になればと、新規事業の実施も視野に入れ事業計画を立てるとともに、その内容の充実も図りながら取組を進めてまいりました。おかげさまで、昨年度も、計画した諸事業をほぼ完了することができました。具体的には令和4年度小郡市青少年育成市民会議『活動報告書』をご覧になってください。

 最後になりますが、本市民会議の諸事業をさらに充実させ、本市の青少年の健全育成を図っていくためには、皆様お一人お一人のご協力、ご理解が必要になってまいります。財政状況が厳しい中、行政区や個人、企業、団体の皆様からいただいている心温まる賛助金につきましても、感謝の気持ちでいっぱいでございます。皆様には今後とも大変ご負担をおかけするかと思いますが、ご寛容いただければ幸いでございます。

 今後とも、皆様と共に、地域に根差した青少年育成活動を進めてまいりますので、温かいご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

小郡市青少年育成市民会議会長  工藤 正則